物件選びのポイント

【更新日:2014年5月】 


■ セキュリティ

セキュリティシステムの確認が重要です。居住者以外の車や訪問者のチェック状態、セキュリティ担当者の英語のコミュニケーションレベル、万が一の際の連絡方法、等を確認します。

■ 衛生環境

 ▶近くに河川や用水路等がないか

蚊の発生、異臭の原因となります。

また、風向きや窓の開口部によって、同じフロアでも部屋によって影響が違うことがあるので、実際に部屋に入って確認しましょう。

 

 ▶近所にスラムやゴミの集積所がないか

異臭、騒音の原因となります。

 

 ▶寺院等が近くにないか

騒音の原因となります。時間帯によって異なりますので、

周囲の方に聞けるようでしたら確認をしましょう。

■ インフラ

 ▶電力

チェンナイの電力事情には依然問題があり、計画・突発停電が頻発します。停電中の電力バックアップの内容は、アパートメントやフラット毎に異なり、停電中でも完全にバックアップが受けられる物件から、全くバックアップがきかない物件まで、その状況は異なります。特に、食材を保管している冷凍庫、冷蔵庫がどの様にバックアップされるかは、必ず確認が必要です。

 

 ▶水

East Coast Road沿いの物件には、地下水をくみ上げて使用しているケースもあります。飲用は出来ませんが、必ず、栓を開いてどの様な状況になっているのか確認しましょう。

 

 ▶ガス

都市ガスタイプ(外にシリンダーがあり、アパートの人が管理してくれているタイプ)と家庭用のシリンダーを自分で管理して供給するタイプがあります。

■ 学校

お子様が学校に通う場合には、毎日、自宅と学校の間の送り迎えが必要になることから、家からの移動時間も考慮のポイントになります。アメリカンスクールと補習校は、市内の南に位置(100 Feet Road, Tharamani)していますので、朝の通学時間の確認も必要です。関連ページ「学校」

■ 不動産業者

許容される時間にもよりますが、可能であれば、複数の不動産業者に紹介を依頼し、多くの物件をみます。

日本の不動産業者の様に至れり尽くせりの対応は残念ながら期待することができません。

待ち合わせの時間に来ないことから始まり、「内見当日にやはり今日は見れない」と言われたり、「もう契約が決まってしまった」と言われる事はよくありますし、いきなり「今日中に決めないと次の人が契約してしまう」と迫ってくることもあります。

一方で、日本であれば少し遠慮してしまう様なこともお願いしてみる価値はあります。意外とオーナーと掛け合ってくれることもあるので、ダメもとで何でも言ってみる、というのも一つの方法です。例えば「家具付きの物件で、すでに備え付けられている家具が気に入らなければ、遠慮なくお願いしてみる」、「シャワールームのハンドシャワーがなければ、その追加をお願いしてみる」等、何事も交渉毎のお国柄の一面を感じることができます。

■ アパートメント

グルガオン、デリー等と異なり、MRC Nagarにある一部の物件を除き、殆どが低層のアパートメントです。防犯上、Ground Floor以外の低層階が理想ですが、叶わない場合にも、窓へのセキュリティグリルの設置、玄関ドアへの複数施錠やドアの複数化等の対策が可能です。

最上階は眺望が良い、部屋が広い等の利点がありますが、天井からの雨漏り、照り返しによる熱のこもり等の確認が必要です。

■ 家具付き/無し

家具が予め備え付けられている物件と、家具の用意がない物件があります。自分の好みの家具を揃えたい方には家具なしの物件が良いかと思いますが、全て自分で探す必要があります。

一方、家具ありの物件は、TV・冷蔵庫・洗濯機・家具・ソファー等、大方のものが備え付けられていますが、オーナーの趣味によりますので、よく吟味しながら変えてほしいもの、付け加えてほしいものがあれば、遠慮なく申し出ましょう。

関連ページ「チェンナイで買えるもの/家具」

■ オーナー

可能であればオーナーと直接面談し、お互いに人物の確認をすると、良好な関係の構築の一助となります。オーナーには、備え付け家具に関する要望や修繕に関する要望等、遠慮なく伝えましょう。

■ 近隣の住人

多くのアパートメントは大理石で出来ているため、音の反響が日本の物件よりいい反面、騒音が反響するというデメリットもあります。

特に上下階の騒音(音楽、映画等の大音量や、生活時間帯の違いによる深夜の生活音)など、事前に確認しにくいものではありますが、不動産業者やオーナー、同じアパートに日本人が居る場合などは、聞いてみるといいかもしれません。

■ 電気の容量

同一の電源から取ることができる電気の容量が限られているケースがあります。大型冷蔵庫やエアコン等、大型電化製品用のコンセントについては、どの電化製品を繋げることができるのかについて確認が必要です。

■ ギザ(給湯器)

チェンナイには、シャワーやお風呂用のガス湯沸かし器はありません。シャワールームにはギザ(電気式の給湯器)がありますので、容量の確認が必要です。

ギザは日本には無い設備ですが、どのくらいの時間使い続けることができるのか(大きさによります)、スイッチを付けっぱなしにしても良いタイプか(付けっぱなしだとヒューズがとんで使えなくなる=シャワーが浴びれなくなる)、といった点を確認し、もし小さすぎる様であれば交換の交渉をしましょう。

■ 大型冷凍庫(Deep Freezer)

当地で必需品となるものの一つに大型冷凍庫があります。日本ではコンビニのアイスクリーム売り場にあるような大型のものですが、買い出しをしてきた大事な日本食材を備蓄するには必要不可欠な電化製品です。

業務用なので普通の電化製品量販店では店頭に並んでいませんが、Haier社のものは市内のViveks(http://www.viveks.com/)でも注文可能。その他のメーカーについては、各ウェブサイトをご参照下さい。

 

 ▶ Blue Star(http://www.bluestarindia.com/index.asp

 ▶ Voltus(http://www.voltasac.com/

 ▶ Haier(http://www.haier.com/in/

■ 駐車スペース

業務車と家族車の二台を使用する様なケースには、双方の駐車スペースが確保できるか確認が必要です。

■ 常駐業者

電気のちょっとしたトラブル等に対応する業者が常駐しているアパートメントもありますので、その様な常駐がいるか否か確認をしましょう。

■ サーバントクォーター

サーバント(メイドさん)用の部屋をサーバントクォーターと呼んでいますが、グルガオンやムンバイの物件と異なり、サーバントクォーターが併設されている物件は多くありません。

通いのメイドさんが一般的ですが、住み込みを希望する場合には、サーバントクォーター付の物件を不動産業者に探してもらうか、または別途近隣に部屋を賃貸する、等の対応が必要となります。 関連ページ「家事補助者/メイド」

■ その他

蚊が多いので、窓のまわりをチェックして隙間がないか、また新築の場合はモスキートネットがあるか(ない場合はつけてくれるか)、といった点の確認をしましょう。最近の物件はサッシタイプの窓が備え付けられている物件もあります。

 

また、チェンナイではエアコンが大活躍しますので、きちんと動くか、中は綺麗に掃除しているか(カビなどないか)の確認をしましょう。